よこてんの「んめものレポート」
横手の“んめもの”を紹介したくてうずうずしている「よこてん」が、横手の“んめもの”を扱っている事業者にインタビューする企画。
vol.14 アニバトゥルー株式会社
とっておきのふるさとの逸品をお届けするセレクトショップ
横手の”んめもの”を紹介したくてうずうずしている「よこてん」が横手の”んめもの”を扱っている事業者にインタビューする企画。第14回目は、インターネットセレクトショップCoCoFull(ココフル)を運営するアニバトゥルー株式会社さんです。
オーナーの柴田優子さんからお話を伺いました。

よこてん:ココフルを始めようと思ったキッカケはなんでしょう?
柴田さん:ラジオパーソナリティーの仕事を15年ほど勤めさせていただいているのですが、そこで出会った生産者さんや地域の商品の魅力を多くの人に伝えたいという思いがありました。商品のコーディネートや広報のお手伝いを通して生産者さんに喜んでもらい、商品を買ってくださった方も笑顔になれたらいいなぁと。前からネット販売はやってみたいと思っていましたし、コロナ禍ということもあり、今がチャンスだと思い2020年にココフルをオープンしました!やりたかった仕事をさせていただいているという感じですね。
よこてん:ありがとうございます。そんなココフルのオススメの商品を教えてください。
柴田さん:季節ごとにその時季にあった商品をセレクトしています。春は桜の名所真人公園のすぐ近くにある長里菓子店さんの「感桜羹」「蔵羊羹」「手焼きせんべい」をセットにした商品がオススメです。夏は甘酒や冷たい稲庭うどん、秋はJA秋田ふるさとのりんごジュース、冬はきりたんぽセットをオススメしています。




よこてん:季節ごとにオススメの商品をセレクトされているんですね。地元の人がセレクトした地元の商品だと、横手の商品を知らない人でも安心して買っていただけますね。そのほか季節を問わず人気の商品はありますか?
柴田さん:やっぱり横手やきそばです。さすが焼きそばの人気はすごいですね!また杜のカフェシャナさんには「季節の焼きタルトセット」をココフル用に作ってもらっています。アップルパイに、その時季にとれる果物を使った焼きタルトをセットにした商品です。イチゴや無花果のタルトは今年もすごい人気でした。いろんな事業者さんと交渉してココフル独自のセット商品を作ってもらっているのは強みかもしれませんね。「やきとりシバタ」の贅沢セットや盛り合わせセットも焼きたての美味しさをそのままに冷凍便でお届けできるのですが、それもココフルだけの取り組みです。また、新山食品加工場の「ひらか味噌」などは特にリピート率が高いような感じがします。あと地域は違ってしまうのですが、東成瀬村の「あずきでっち」も人気がありますよ。





よこてん:ココフルでしか買えない商品があるのですね!
よこてん:食品以外の雑貨類も取り扱っているとお聞きしました。
柴田さん:そうなんです。食品以外だと秋田ふるさと村内にあるガラス工房の「るり工房」さんのアクセサリー類や、横手のご当地ヒーロー「超輝神シャイニンガー」の応援セットなども取り扱っていますよ。


よこてん:あと、よこてんは店長のキリエちゃんについても気になっています(笑)すっごくかわいいですよね~。
柴田さん:ありがとうございます(笑)他のショップにはいないマスコットキャラクターがいれば面白いなぁと思ったのと、ちょうど秋田犬がブームになったときだったので「うちには柴犬がいるじゃないか!」ということで柴犬のキリエちゃんを店長にしました(笑)

よこてん:そうだったんですね(笑)あ、すいません。話が脱線してしまいました(苦笑)
最後に読者の皆さんへ一言お願いします。
柴田さん:ホームページをご覧いただきありがとうございます。生まれ育った横手、秋田の豊かな四季、ふるさとのとっておきをコーディネートし、受け取られた方も贈った方も笑顔になれる! そんな結びつきをお手伝いできたら嬉しいです。さらに内容を充実させて皆様のご期待に応えることができるよう日々精進して参ります。今後ともココフルをどうぞしくお願い申し上げます。
vol.13 小松屋本店
正統派から変わり種まで 地域に愛され続ける洋菓子店
横手の”んめもの”を紹介したくてうずうずしている「よこてん」が横手の”んめもの”を扱っている事業者にインタビューする企画。第13回目は、幼虫チョコやアイスドリアンで有名な小松屋本店さんです。
専務取締役/パティシエの小松啓亮さんからお話を伺いました。

よこてん:お店の紹介をお願いします。
小松さん:洋菓子、和菓子、そしてアイスの製造・販売をしています。ここのお店自体は30年ぐらいになりますが、元々は別の場所にありました。今年で創業106年を迎えます。私で4代目になります。
よこてん:オススメの商品を教えてください。
小松さん:夏ということもありアイスドリアンがオススメです。75年ぐらいの歴史がありますので、思い入れもあります。あとは昆虫系のお菓子のイメージがついてしまったので(笑)そちらもオススメです。全国的にも珍しい商品ですし、もっと突き詰めていって横手の名産品のようになれれば嬉しいです。
よこてん:どうしてアイスドリアンという名前なのですか??
小松さん:正式な文献みたいなのはないのですが、いろいろ調べてみると、2代目の小松平吉が太平洋戦争中に南方で食べた【ドリアン】の食感をイメージして作られたのが「アイスドリアン」のようです。
よこてん:味の種類はどんなものがありますか?
小松さん:ミルクとあずきの2種類です。
よこてん:お客様の反応はどんな感じですか?
小松さん:かなりいい反応をいただいています。水をほとんど使わず、牛乳をたっぷり使っているので、少し溶けやすい部分もあるのですが、逆にそこが特徴的で人気なのかなと思います。

よこてん:白鳥サブレも作られていると聞きました。どうして横手で白鳥サブレなのですか?
小松さん:以前は十文字の「松井松盛堂」というお菓子屋さんで作っていた商品です。松盛堂さんは閉店してしまったのですが、白鳥サブレを惜しむ声が多くありました。自分も小さい頃食べていた商品ですし、じゃあ「うちでやりましょう」ということで元のレシピを参考にしながら、少しアレンジも加えて復活させてもらいました。
よこてん:作る際に気を付けている点はありますか?
小松さん:焼きあがった際に小麦がダマにならないように一枚一枚丁寧に表裏をハケで整えてからオーブンで焼いています。
よこてん:白鳥の形はどうやってサブレに付けているのですか?
小松さん:ハンコのようなもので押して形を付けます。押す力が弱いと白鳥っぽくならなかったり、強く押しすぎると破けてしまったりするので、絶妙な力加減が必要です。

よこてん:そして小松屋本店さんといえば、幼虫チョコです。幼虫チョコ誕生のきっかけを教えてください。
小松さん:市で「昆虫展」を開催する際、来場者の方へのプレゼントとして何かお菓子で作れないか?と市から依頼があったので、作ってみたところ反響が良く、製品化することになったようです。
よこてん:どうやって作っているのですか?
小松さん:昔は手で作っていましたが、今はシリコンの型を使っています。
よこてん:お客様の反応はどんな感じですか?
小松さん:「気持ちわる~い」って言われます(笑)最初は自分の作ったものなので「そんなことないよ~」と思っていたのですが、考えてみたら「褒め言葉」だなと(笑)やっぱりリアルに作っているので、今はそう言われると嬉しいです(笑)

よこてん:今後の展望や作ってみたい新商品などはありますか?
小松さん:全国でも昆虫のチョコは珍しいので、種類を増やしたり突き詰めていきたいです。あとは野菜を使ったり、太らない砂糖を使って健康志向なお菓子を作れたらなぁと思っています。
vol.12有限会社 ほりえ
三百年来伝承の職人技を受け継ぐ、稲庭手造り工房
横手の”んめもの”を紹介したくてうずうずしている「よこてん」が横手の”んめもの”を扱っている事業者にインタビューする企画。第12回目は、稲庭うどんの製造、販売を行う有限会社ほりえさんです。
営業部長の柴田さんからお話を伺いました。
よこてん:お店の歴史を教えてください。
柴田さん:本社は湯沢市になるのですが、元々は横手で立ち上がった会社になります。本社では製造のみを行っていて、事務所機能や製造、受注、出荷はすべて横手で行っています。昔は「稲庭地区」に住所があるのとないのとではイメージの持たれ方が違った時代があるようです。今はそんなことないんですけどね。
よこてん:いろいろな時代があったんですね。。。人気商品やイチオシの商品を教えてください。
柴田さん:もちろん稲庭うどんが1番の人気商品ですね。夏の時期になると稲庭素麺がオススメです。6年ほど前からは「いぶりがっこ」も自社で燻して製造し出荷しています。あとはお土産品として藤春食堂の横手やきそばも作っています。稲庭うどんの規格外品を1kgの袋で販売している商品もあります。ボリュームもありますし、自宅で食べる分にはこれもオススメですね。




よこてん:「稲庭うどん」というと全国の皆さんに知られているので、贈り物などにするとすごく喜ばれますよね!
柴田さん:「高級」というイメージがあるので、贈ってもらった方も喜ばしいかもしれませんね。そういうイメージがついているのはとてもありがたいです。
よこてん:その分、作るのにはとても手間と時間がかかりそうです。
柴田さん:普通のうどんだと、朝練って、夕方には麺になっているという商品もありますが、稲庭うどんの場合は仕込みから製品になるまで4日くらいかかります。機械化できる工程が少なく、手作業の部分が多いので、1人あたりで作れる量もどうしても少なくなってしまいます。
よこてん:作業で1番大変な部分はどこですか?

柴田さん:うどんの状態に合わせて作業を進めないといけないところでしょうか。寒暖差が大きい日、湿気が多い日では生地の状態が全然違ってきます。一応その日の気温などは日報を付けていますが、まったく同じ気温や湿度の日はありませんから、机上の計算どおりにはいきません。従業員の経験、肌感覚がとても重要になってきます。あとは乾燥させるために熱風をいれるのですが、温度設定を少し間違うだけで全然違います。例えば乾かしすぎると吊るしている麺が脆くなって全部落ちてしまいますし、逆に乾燥が甘いと湿気でカビが生えてしまいダメになります。
よこてん:長年経験したことがなければ分からない世界ですね・・・。大変です。
注文される方は贈答用という方が多いのでしょうか?
柴田さん:贈答用というだけではなく、贈答でもらって美味しかったから注文したというお客様もいらっしゃいます。リピーターになってくれるのはやっぱり嬉しいですね。
よこてん:こういう食べ方もあるよ、という意外な食べ方はありますか?
柴田さん:稲庭カレーうどんや、麺がピンク色の桜稲庭うどんという商品も扱っています。でも稲庭うどん自体の麺が美味しいですし、麺を楽しんで欲しいので、やっぱり普通に食べるのが1番美味しいような気がします。自分も食べていると何故か自然と白いうどんに戻ってるんですよね。ほかの味で紛らわすよりは、シンプルに食べるのが1番ですね。やっぱり麺が美味しいですから。
vol.11株式会社 田園
国産肉100%使用。安心と美味しさを届ける里の燻製工房。
横手の”んめもの”を紹介したくてうずうずしている「よこてん」が横手の”んめもの”を扱っている事業者にインタビューする企画。第11回目は、横手市雄物川町でハム・ソーセージの製造及び販売を行う株式会社田園さんです。
代表取締役の阿部千賀子さんからお話を伺いました。

よこてん:お店の歴史を教えてください。
阿部さん:昭和56年にJAのハム・ソーセージ製造部門として「田園」というブランドが立ち上がりました。その後、農協の統廃合などを経て、平成18年に株式会社田園として歩み出しました。せっかく横手にあるのだから、横手らしいハム・ソーセージができないものかと考えていて、味噌や麹といった「発酵文化」を活用した商品を最近少しずつ売り出しています。
よこてん:商品のこだわりを教えてください。
阿部さん:100%国産肉を使用しています。当初から扱っている豚肉はもちろん、牛肉や鶏肉の商品も100%国産のお肉を使用しています。保存料、着色料は一切使っていません。
よこてん:100%国産のお肉、保存料・着色料を使っていないのはとても安心できます!
よこてん:ニュースで見たのですが、新商品ができたんですよね!?
阿部さん:「ぶたみそくん」ですね!横手青年会議所を中心に地域が連携し誕生した商品です。横手のブランド豚「十豚(じゅっとん)」を、新山食品加工場の横手みそ、JA秋田ふるさとのりんごジュースを使ったタレで漬け込み、桜チップで燻製加工しています。塩麹ハンバーグ、みそ豚はらみくんせい、みそ厚切りベーコンも最近できた商品です。




よこてん:売れ筋商品、イチオシ商品は何でしょう?
阿部さん:ハム・ソーセージ会社なので、一番基本のウインナーソーセージやボロニアソーセージが自慢の商品です。ちょい食べセットや、とん燻も最近のイチオシです。田園らしさを出していくために、いろいろな部位を加工するのが得意なので、おつまみ分野も頑張っています。



よこてん:美味しく作るコツはありますか?
阿部さん:試食を重ねて、なるべく添加物を使わなくても、食べやすくなるように心掛ています。味噌や麹を使うと無添加でも美味しく作れますし、味も丁度よく付いてくれるんですよ。
よこてん:味噌、麹を使うとお肉も柔らかくなって美味しいですよね~。
阿部さん:あと「なんこつスペアリブ」も美味しいです。そのまま食べてもよいですし、野菜と一緒に煮たり、おでんに入れたりしても美味しいです。ボロニアソーセージを使ったハムカツも美味しいですね。あと、ギフトセットにしか入っていないんですが、チャーシューもオススメです。
よこてん:さっきご飯食べたばっかりですが、お腹が空いてきました・・・。
阿部さん:(笑)
よこてん:最後に今後の展望を教えてください。
阿部さん:ジャーキーやカルパスのように常温で食べられる商品を作ってみたいですね。「スティックはらみ」みたいな感じをイメージしています。常温だと贈答する際も楽なので、そういうのがあればいいな~と思っています。袋詰めやパッケージシールを貼るのはすべて手作業ですし、丁寧な下処理を心掛けているので、商品になるまで時間がかかりますが、それでも地元で作った安心感を提供できるように、これからもプライドを持ってやっていきたいです。
vol.10有限会社小松百治商店
「ヤマヒャク」の愛称で親しまれる老舗昆布店
横手の”んめもの”を紹介したくてうずうずしている「よこてん」が横手の”んめもの”を扱っている事業者にインタビューする企画。第10回目は、「ヤマヒャク」の愛称で親しまれ、横手市平鹿町で昆布を販売している有限会社 小松百治商店さんです。
4代目の小松将也さんからお話を伺いました。

よこてん:お店の歴史を教えてください。
小松さん:昭和11年に創業し、今年で86年目になります。土崎港に北前船が荷を持ってきていた際に、うちの祖先がそこに習いに行ったことがお店の始まりです。私自身は、幼い頃はいろいろやりたいこともあったのですが、お店を継ぐため大学卒業後に戻ってきました!
よこてん:86年目!長い歴史ですね!商品のこだわりを教えてください。
小松さん:とにかく手ごろな価格で、粘るところが売りです。関西で売られている昆布は粘らないものがほとんど。秋田では粘るものが好まれますね。
よこてん:人気商品・オススメ商品はありますか?
小松さん:おぼろ昆布、とろろ昆布、粉末とろろ昆布の3種類がオススメです。中でも1番人気は「とろろ昆布」です。

よこてん:とろろ昆布!お味噌汁に入れると美味しいですよね。ちなみに意外な食べ方はありますか?
小松さん:湯豆腐や鍋、汁物に合うと思います。特に中華系の薄味ラーメンに合いますよ。また、粉末とろろ昆布は、水に戻して醤油と一緒にご飯にかけて食べても美味しいです。卵焼きやお好み焼きのトッピング、いぶりがっこと合わせて松前漬けのようにして食べるのもオススメです。

よこてん:いろいろな食べ方があるんですね!よこてんもやってみます。作業をする上で気を付けている点、大変な点はありますか?
小松さん:昆布を薄く削る刃物の切れ味には気を使っています。もちろん研ぐのは自分たちで行いますし、職人なので技術を身に着けるまでが大変です。また粉末のものは、裁断したものを「ふるい」にかけ、また裁断という作業を繰り返しますので手間がかかります。昆布は実際に北海道に行き厳選したものを仕入れています。

よこてん:実際に北海道まで行って仕入れしているとは驚きました。
小松さん:ただ、ここ2年ほどはコロナの影響で現地に行けず苦労しています。
よこてん:最後に今後の展望を教えてください。
小松さん:昆布はどうしても脇役のイメージが強いので、メインの食材となるような商品を開発したいですね。粉末のとろろ昆布だけでなく、オールシーズン(特に夏)に食べてもらえるような商品開発を続けていきたいです。
vol.9秋田特産品ショップMIKKE(株式会社アクアス)
秋田・横手商品のコーディネーター
横手の“んめもの”を紹介したくてうずうずしている「よこてん」が、横手の“んめもの”を扱っている事業者にインタビューする企画。第9回目は、ギフト商品を販売し、ヤフーショッピングで「秋田特産品ショップMIKKE」を運営している株式会社アクアスの神谷さんからお話を伺いました。

よこてん:秋田特産品ショップMIKKE(みっけ、以下MIKKE)を立ち上げた経緯を教えてください。
神谷さん:地元の方だけでなく、県外に住む秋田県出身の皆様に、秋田のものを楽しんでいただくために、秋田のものに特化したショッピングサイトを立ち上げました。
よこてん:そうなんですね!”MIKKE”の特徴を教えてください。
神谷さん:”MIKKE”はコミュニケ―ションの量が膨大なことが特徴で、コメントや問合せへの返信に定型文はありません。ネットショッピングでありながら雑談から始まってお客様の要望にお応えしています。
よこてん:売り手の顔が直接見えないネットショッピングでも安心ですね。人気商品はありますか?
神谷さん:JA秋田ふるさとのりんごジュースが人気です。地元で我々が口にしていた昔から慣れ親しんでいた商品が県外でも認められていたことを実感しました。
よこてん:嬉しいですね。

神谷さん:今まで商品のことを知らなかった人も、友達からの紹介で飲んでみたらすごくおいしくて家族で飲み始めて毎月注文をしてくださいます。お孫さんに飲ませたいという声をいただくなど、リピート購入が多く、まさに口コミで広まっています。
神谷さん:ヤフーショッピングのジュースカテゴリーで名立たる名産地をおさえ、1位をとったこともあります。
よこてん:横手のりんごは自慢の逸品ですね!”MIKKE”で力を入れて取り組んでいることはありますか。
神谷さん:大きく二つあります。一つは、地元で親しまれている商品をまだ知らない人に届ける。もう一つは地元でもあまり知られていない隠れた名品をピックアップして紹介していくことです。売れる売れないに関わらず、こだわりのある本物志向の商品を“MIKKE”を通して紹介しています。
よこてん:どういった商品がありますか?
神谷さん:例えば鈴木青果問屋の山菜の水煮を販売、扱っていますが、添加物を使用しておらず、市販の山菜の水煮は中国産のものが多いのですがこちらの商品は秋田県で採れた山菜のみを使用しています。また“ミズ”や”ゼンマイ”はなかなか出回っていないんですが、そういったものを料理研究家の方にも利用していただいています。
よこてん:地元の味がそのまま届くのは素晴しいですね。
神谷さん:先程のりんごジュースも果汁100%でつくっていますし、田園ハムも保存料不使用、国産の肉にこだわってつくっています。秋田県にはそのような商品が多くあるので、商品をとおして地域の魅力を掘り起こして皆様に伝えていきたいです。

よこてん:この箱はなんですか?
神谷さん:「横手じっぱり箱」です。箱に秋田弁がプリントされたもので、詰め合わせの商品を梱包するときに使用していますが、社長が考案しました。横手市産や秋田県産のものを県外に届けたいという方が多くいて、秋田を懐かしんでいただくためにはどうしたらいいか考えました。ある日、表面には方言が書いていて裏面には標準語が書いてある単語帳のようなものを見かけて、「こういうのいいね」という話になりました。
よこてん:方言が箱一面にびっしりと書かれていておもしろいですね。じっくりと見てしまいます。
神谷さん:例えばおじいちゃんが荷物を受け取ってお孫さんが方言を尋ねるといった、会話やコミュニケーションが生まれるきっかけになればいいなと思っています。なかなか秋田県に帰ることができない方から、「懐かしい」といった声をいただいたりもしています。
よこてん:最後に今後の展望を教えてください。
神谷さん:商品のコーディネーターであり続けたいです。実店舗だと商品を実際に見て選ぶことができますが、ネットだとそれができません。しかし、実際に食べたり飲んだりしないと商品の良さが分からないため、少数から購入できるようにしたり、セット商品の組み合わせを考えたりしています。また、コロナ禍で置き配が増えているためポストに投函できるサイズの商品を出したりしています。遠くにいるお客様も商品を手に取りやすいように、商品をコーディネートし続けていきたいですね。
vol.8一般社団法人 横手市観光協会
横手の逸品を生み出し拡散した立役者
横手の“んめもの”を紹介したくてうずうずしている「よこてん」が、横手の“んめもの”を扱っている事業者にインタビューする企画。第8回目は、横手市内の特産品を取り扱う 一般社団法人 横手市観光協会 物産マネージャー 小棚木征一さんからお話を伺いました。

よこてん―横手市観光協会では「金樽」といういぶりがっこを販売しています。今年の金樽のでき栄えはいかがですか。

小棚木さん―金樽は、横手市山内地域の8人の生産者が作っていますが、今年のでき栄えは総じて合格ラインです。駅ビルなどに多く店舗を構える成城石井への出荷を予定しています。
よこてん―8人の生産者が統一したブランドで作っているんですね。
小棚木さん―そのため、金樽ができたら生産者の皆さんと私で試食会を行い、販売に値するものができたか確認します。加熱殺菌する前のいぶりがっこを試食し、甘味や酸味、色、漬かり具合を10項目程の評価項目を設けて厳しく評価します。成城石井で売るためにはこれ程厳しい品質管理をしなければいけないという意識のもと作られた逸品です。
よこてん―金樽の誕生エピソードを教えてください。
小棚木さん―横手市山内地域の活性化を目指し「山内いぶりがっこ生産者の会」を立ち上げ、15年程前から作り始めました。横手市山内地域で毎年開催される、いぶりがっこのでき栄えを競う大会「いぶりんピック」で初代金賞を獲得した人のレシピで作っています。
よこてん―金樽の特徴を教えてください。
小棚木さん―金樽は他のいぶりがっことは一味ちがったものになっています。他では使用していない米麹を使用しているため、まろやかさがあります。
よこてん―やさしい甘しょっぱさで、ご飯やお酒だけでなく、お茶うけとしても美味しくいただけます。ネットでの販売はいつ頃から開始されますか?
小棚木さん―2月中旬以降開始する予定です。無くなり次第終了しますので、ぜひチェックお願いします。
よこてん―横手市観光協会のネットショップで、人気商品はなんですか。
小棚木さん―「大沢葡萄ジュース」です。香港のシティスーパーのバイヤーから葡萄ジュースを作ってみてはどうだという提案をうけて始めたのがきっかけです。はじめは、ぶどう農家の協力を得るのに苦労しました。というのも、大沢葡萄ジュースは売れ残ったぶどうを使用するわけではないため、ぶどう農家からは「ジュースづくりのためにぶどうを作っているわけではない」と言われました。
よこてん―苦労があったんですね。
小棚木さん―ジュースづくりのノウハウがなかったので、青森のリンゴジュース工場に私やぶどう農家と出向き、ジュースの作り方を教えてもらいました。そこで、ジュースづくりに最も重要なのは原材料、すなわちぶどうだということを教えていただきました。
よこてん―香港のバイヤーから提案をうけて始めたぶどうジュースとのことでしたが、海外の反応はどうですか。
小棚木さん―マカオにある高級ホテルの中にある「天政」という天ぷら屋さんに、大沢葡萄ジュースを置いてもらっています。
よこてん―海外にも認められた味なんですね、、、!
小棚木さん―その他にも「洋梨ジュース」があります。これは県内産の洋梨で、香り高いラフランスとコクのあるシルバーベルを使用しています。シルバーベルも使用することで、ラフランスジュースよりも味わい深いジュースになっています。

よこてん―ご紹介いただいた商品は横手市観光協会のネットショップで販売されています。ご贈答用としてもおすすめですのでぜひご覧ください。
vol.7一般社団法人 浅舞婦人漬物研究会
変わらぬ「浅舞のお母さんの味」を届けて50年
横手の“んめもの”を紹介したくてうずうずしている「よこてん」が、横手の“んめもの”を扱っている事業者にインタビューする企画。第7回目は、横手市平鹿地区にある漬物を取扱う一般社団法人 浅舞婦人漬物研究会 会長 佐藤征子さんからお話を伺いました。

よこてん―浅舞婦人漬物研究会はどのようにして始まったのでしょうか。
佐藤会長―50年前、減反政策が始まり働き場がなくなったことがきっかけで、これまで旦那さんと農作業をしていた女性たちの収入源としてやれることはないかと思い立ち上げました。家族を養っていかなければいけないという婦人の力はすごいと思います。
よこてん―なぜ、漬物だったんでしょうか。
佐藤会長―浅舞婦人漬物研究会は横手市平鹿町浅舞地区の婦人会と農協婦人部が合同で立ち上げたものですが、立ち上げの前に行っていた地域の婦人たちが日ごろの活動・取り組みの成果を披露する「生活工夫展」に最も出品されるのが漬物でした。まさに地域や各家庭に根差している証拠なんだと思います。漬物であればみんな作ることができると思い、“浅舞の漬物”で一本化してやっていこうということで、漬物の製造を始めました。
よこてん―各家庭の味を一つの商品にすることは大変ではなかったですか?
佐藤会長―コンクールに出品し、審査員の方からいろいろアドバイスを受けたりしたことを商品に反映させて今の味になっていきました。
よこてん―人気商品を教えてください。
佐藤会長―味噌漬、粕漬、しその実、千枚漬、花ずしです。花ずしは花ずし1個につき1個のナスを使っています。菊もこだわりの菊を使用し、費用をかけることで味の深みが出ると思っています。粕漬は県内の酒蔵の酒粕を使用しています。辛子漬、あさ舞はお酒にも合います。

よこてん―このナタ漬けは季節限定の商品なんですね。
佐藤会長―いつ出してもいいってものではないんです。大根を収穫してみずみずしいうちに食べる漬物です。ナタ漬けは昔の知恵でできたもので、冬の時期にこたつで保温、熟成させてあまえっこ(甘酒)をつくり、それをつかって漬けたものがナタ漬けです。
よこてん―なるほど~。やさしい味ですね。

よこてん―おいしさの秘密はズバリなんでしょう!
佐藤会長―ひとつひとつ手作業で愛情込めて作っています。これほど一品一品に手をかけているところはないです。
よこてん―愛情!絶妙な味つけは田舎のお母さんを思い出させる懐かしい味だと思います。
佐藤会長―秋田県出身の方が買ってくださったりしますが、なつかしの味を求めてくださっているので、味は変えずに作り続けています。従業員誰もが同じ味を引き継げる体制になっています。これからも、これまでの味を壊さぬよう維持して頑張っていきたいです。

vol.6有限会社日野
地域密着でこだわりの肉を届ける
横手の“んめもの”を紹介したくてうずうずしている「よこてん」が、横手の“んめもの”を扱っている事業者にインタビューする企画。
第6回目は、増田町に本社を有し秋田県内各地で焼肉店などを経営している有限会社日野の佐藤さんからお話を伺いました。

よこてん―早速ですが、イチオシの商品を教えてください。
佐藤さん―ハンバーグがとても人気です。黒毛和牛と秋田県横手市産の豚肉「あっぷるとん」を入れています。牛肉はあらびきにしているので、お肉の食感を存分に味わえます。また、牛の中で一番動く部位であるスネなどを入れているため旨味が強いです。焼肉店ではほとんど利用されない部位ですが、旨味がつまっているので処理を細かくして利用しています。これらを、1個1個手で作っています。
よこてん―手で!!
佐藤さん―デミグラスソースも自社製で2日間以上煮込んでいます。
よこてん―手間と時間がかかっているんですね。
よこてん―よこてんは焼肉セットも気になっています。
佐藤さん―焼肉のセットは牛玄亭で出しているのと同じものを販売しています。牛玄亭の肉は、食肉部長の長年の経験の目利きとさばきの技術で、食べやすく、よりお肉の味を味わえるようにしています。細かく部位を分けているので、通常30分で分けるところを1時間かけて行い、時間をかけて加工しています。
よこてん―こちらも手間暇かけて作られているんですね!
佐藤さん―豚ロースの味噌漬けにも力をいれていて、横手市増田町にある「羽場こうじ店」の味噌と、豚肉は十文字町の細川さんのこだわりがつまった「十豚」を使用し漬け込んでいます。増田地域では頑張っている事業者さんがいるので、一緒にやっていきたいなという思いでやっています。
よこてん―地元密着でやっていらっしゃるんですね。
佐藤さん―その他に「秋田牛しぐれ煮」も増田町のりんごを使っています。
よこてん―「秋田牛しぐれ煮」は秋田県潟上市にある千田佐市商店さんとのコラボ商品ですね。他にも「カッパの佃煮」という商品でコラボされていますが、「カッパの佃煮」とは一体どのような商品なのでしょうか。
佐藤さん―秋田牛を使って何かできないかと考えていた時、千田佐市商店さんと話す機会があり、そこで「佃煮っていいんじゃない?」という話になりコラボが決まりました。甘さをどうしようかという話になったときりんごジュースがいいのではないかとなり、増田町りんごジュースを使うことになりました。ご飯が進むような味付けになっています。カッパというのはお腹のバラ肉の上の方にあるのですが、きれいにはがすと雨合羽を着ているような感じになるのでカッパという名前がつきました。
よこてん―あの妖怪の河童ではなかったんですね~。
よこてん―最後に一言お願いします。
佐藤さん―これまでは贈答用が多かったですが、家庭のハレの日にもよく利用していただけるようになってきました。安心・安全はもちろんですが、そこに笑顔が加わればという思いで作っています。さまざまな場面でご利用いただけるよう、秋田牛玄亭オンラインショップ、食べログモール、47クラブ、横手市のふるさと納税のさとふるなどで扱っております。ぜひご利用ください。
vol.5有限会社蕗月堂
蒸気を極めてまんじゅうに精進せよ
横手の“んめもの”を紹介したくてうずうずしている「よこてん」が、横手の“んめもの”を扱っている事業者にインタビューする企画。
第5回目は、十文字町にあるお菓子屋さん、有限会社蕗月堂 佐藤社長からお話を伺いました。

よこてん:ネットショッピングで人気の商品を教えてください。
佐藤社長:ネットでの人気商品は、昨年「あきた食のチャンピオンシップ」で金賞をもらったもふどらが人気です。ここ数年はバター餅も人気です。テレビやYouTubeなどで取り上げてもらう度にたくさんの注文が入ります。
よこてん:ネット販売に対して心がけていることはありますか?
佐藤社長:祖母の代は荷車を引いてお客様のもとに出向き、一人一人と会話をしながた販売していました。時代は変われど、そういった人と人とのつながりというのは変わらないと思います。ネットで売ってもお客様に対しての感謝の気持ちを伝えることを大事にしていきたいです。
よこてん:ネットを通して遠方の方とも商品を通した交流ができるようになったとも言えますね。
佐藤社長:形は変わっても気持ちの通じ合いは変わらないと思います。一人一人の注文を大切にしていきたいです。
よこてん;ネット販売も対面販売と変わらないあたたかさを感じます。
佐藤社長:どんな人がどんな状況で食べるか具体的に想像して、商品の量や形を決めています。時代と共に状況は変わってきますので、昔ながらの守るべきものは守りながら、少しずつ変えていったりしています。
よこてん:ネット販売している商品の中で、イチオシの商品は何ですか?
佐藤社長:うちの看板商品はしっとり饅頭です。できたての温泉まんじゅうのようなあたたかく柔らかい饅頭があればいいなと思い、水分の多いしっとりした皮の饅頭を作るため、14、15年前ほど前から開発を始めました。開発期間に4~5年かかり、何回も失敗しながら作った、めんこくて(かわいくて)仕方ない商品です。

よこてん:しっとり饅頭はとってもモチモチしていておいしいです。お土産に持っていくと家族に喜ばれます
佐藤社長:しっとり饅頭のあんこは北海道十勝の小豆を使った自家製餡ですが、あるときあんこの味を少し変えました。すると、お客様から味が変わったことに対する指摘がありました。
よこてん:熱烈なファンの方もいらっしゃるんですね。
佐藤社長:定番として売れることは難しいことなのですが、リピーターの方のおかげで定番商品となりました。悩むときもありますが、唯一ここしか作っていない曲げられない味も大事だなと思います。
―他にもこんなエピソードを教えてくださいました。
佐藤社長:しっとり饅頭がようやく安定して作れるようになった10年程前、首都圏で行われた商談会に出展した際に、バイヤーから「これからの時代は極めた商品が伸びてくる」とおっしゃってくださいました。これまでのしっとり饅頭を蒸す蒸気と向き合ってきた日々が思い返され、帰りの電車で泣きながら帰りました。今でも忘れられない言葉です。「ますます蒸気を極めて、饅頭に精進しろ」と激励を受けました。
佐藤社長:昭和のバブルの時代は価格競争の時代でしたが、今は「安心・安全・健康」が重視され、丹精込めて正直に作った商品に光が当たり、作り手の熱量が報われる時代になってきました。
よこてん:佐藤社長のお菓子作りに対する熱い想いが世界に届くといいなと思いました。
vol.4林泉堂株式会社
バリエーション豊富なラインナップの秋田の麺屋
横手の“んめもの”を紹介したくてうずうずしている「よこてん」が、横手の“んめもの”を扱っている事業者にインタビューする企画。
第4回目は、林泉堂株式会社 通販部 山田さんからお話を伺いました。

よこてん:林泉堂の商品を取り扱っている通販サイトがたくさんありますね。
山田さん:楽天市場やヤフーショッピング、Amazonなどで取り扱っています。それぞれの通販サイトの会員がキャンペーンに合わせてお得に購入できるので、状況に応じて使い分けてもらえます。
よこてん:通販サイトを見ましたが、ラーメンや横手やきそば、うどんなどたくさん販売されていますが、家にいながら外食気分が味わえそうですね。
山田さん:ご自宅で秋田の味がお楽しみいただけると思います。16種の商品が入った「めんダフルボックス」を毎月1日に限定販売していますが好評です。他で通信販売しているラーメンは一つの麺に数種類のスープがほとんどですが、林泉堂は4種の麺に合わせたスープをつけています。麺の違いも楽しんでいただければと思います。半分ずつ作って一度に二つの味を楽しんでいただくのもおすすめです。

ネット限定の商品も多数入っています。
よこてん:麺とスープの組み合わせも考えられていてこだわりを感じます!
人気商品はなんですか?
山田さん:夏季限定で販売している「秋田比内地鶏冷やしラーメン」が人気です。スーパーに置いているものとはまた違い、この夏人気でした。
麺の茹で時間が1分と短く、暑い夏も調理に苦労せず作ることができ、冷たく美味しく食べられるのが好評でした。
通販でせっかく買うなら珍しいもの、プレミアム感を求められていると思いますが、冷やし中華とはちがう、目新しさをお届けできていると思います。
冷たいラーメンでのびないため、お弁当にしている方もいるそうです。また、アレンジとして、温かい比内地鶏ラーメンよりさっぱりしたスープで作られていて温めて召し上がっていただいても美味しいし、麺を食べた後おじやで食べてる方もいます。

よこてん:おすすめの商品はありますか。
山田さん:横手ということで横手やきそばがおすすめです。麺、ソースは自社製です。横手やきそばはゆで麺ですが、茹でているときにうまみが逃げ出してしまうので、うまみを閉じ込める独自の製法で、味わい深い麺に仕上げています。ソースは県内唯一の自社開発ソースで、果汁の甘さ、魚介のうまみ、香辛料の香りで重厚感があり、食べたときに満足していただけるソースを作っています。通販ではクール便で、できたての商品をお届けしているので、できたての味、本場の味をお楽しみいただけます。また、麺とソースには奥羽山渓の伏流水を使用し洗練された味を引き出しています。モンドセレクションなど多くの賞を受賞していますが、こちらも一つの要因になっています。
よこてん:横手の自然が感じられる一品ですね。
山田さん:稲庭ラーメンもおすすめです。手延製法は中華麺では難しいですが、独自の製法で作っています。稲庭うどんのしなやかなつるみ、中華麺のコシの両方を実現しています。国際的な評価も得ています。
山田さん:稲庭御膳というギフト商品もあります。稲庭ラーメン、稲庭うどん、稲庭そばの3種類です。去年から発売していて、父の日などに好評で、敬老の日にもぜひ利用していただきたいです。
vol.3小松冨之助商店
ねばるとろろ昆布をつくるためのこだわりの製法
ねばるとろろ昆布を作るためのこだわりの製法
横手の「んめもの」を紹介したくてうずうずしている「よこてん」が、横手の「んめもの」を扱っている事業者にインタビューする企画。
第3回目は、小松冨之助商店の小松美紀子さんからお話を伺いました。

よこてん:小松冨之助商店さんならではのポイントはなんですか?
小松さん:とろろ昆布は北海道産がごめ昆布100%でつくっています。保存料や酢を使わないので、よりねばるのがポイントです。
よこてん:保存料や酢を使わないことで苦労することはありますか?
小松さん:酢は昆布を柔らかくする効果があるため、酢を使わないと硬いままなので加工するのが難しいです。
よこてん:その昆布を綺麗に削るのが職人の技ですね、、、!
よこてん:とろろ昆布を味噌汁に入れて食べてますが、他にもおすすめの食べ方があったら教えてほしいです!
小松さん:カップラーメンに入れるのがおすすめです。
よこてん:よこてんもその食べ方好きです。ねばるとろろ昆布が麺に絡むことですすりやすくなり更においしくなりますよね。偏りがちな栄養も摂れそうです。
小松さん:おにぎりの具もおすすめです。昆布をおにぎりの外側に巻いて食べるのも見栄えがよくいいですが、醤油とかつお節で和えて具にすることで簡単に作れるのでオススメの食べ方です。
その他にも、漬物や湯豆腐にかける、粉末納豆昆布を大根おろしに混ぜる、昆布と醤油とお湯で即席のお吸い物などさまざまな食べ方を紹介していただきました。
よこてん:いつもの食事がワンランク美味しくなるさまざまなレパートリーがあるんですね!人気商品はやはりとろろ昆布ですか?
小松さん:そうですね。やはりとろろ昆布や粉末納豆昆布が人気です。9月~12月にかけて新物のシーズンで1番ねばります。
よこてん:ちょうどこれからの季節ですね!ぜひ味わいたいです。イチオシの商品はありますか?
小松さん:食べ切りパックのとろろ昆布です。通常の商品だと量が多い、一人暮らしの方や首都圏の方に人気です。また、先程紹介したカップラーメンと合わせて持ち運んでいただくこともできます。
よこてん:いつもの食事がワンランク美味しくなるさまざまなレパートリーがあるんですね!人気商品はやはりとろろ昆布ですか?
小松さん:そうですね。やはりとろろ昆布や粉末納豆昆布が人気です。9月~12月にかけて新物のシーズンで1番ねばります。
よこてん:ちょうどこれからの季節ですね!ぜひ味わいたいです。イチオシの商品はありますか?
小松さん:食べ切りパックのとろろ昆布です。通常の商品だと量が多い、一人暮らしの方や首都圏の方に人気です。また、先程紹介したカップラーメンと合わせて持ち運んでいただくこともできます。
とろろ昆布にはミネラルが豊富に含まれていて、むくみ対策としての働きも期待できます。
サブスク(定期購買サービス)もあります。ぜひショッピングサイトをご覧ください。
vol.2 株式会社京屋 様

横手の“んめもの”を紹介したくてうずうずしている「よこてん」が、横手の“んめもの”を扱っている事業者にインタビューする企画。
第2回目は、株式会社京家様からお話を伺いました。
今回は株式会社京家 営業部長と企画開発の後藤さんにインタビューしました。
よこてん:こだわりを教えてください。
後藤さん:粉にこだわっています。製粉会社と10年ほど試行錯誤してできたオリジナルの粉を使用しています。小麦は生き物なのでできは毎年変わります。そのため、その都度改良・調整して変わらない味を作り上げています。
営業部長:稲庭うどんの製法は決められているので、差別化のポイントは粉になります。各メーカーとも粉で個性を出しています。
よこてん:長い時間をかけたこだわりの粉ですね。
京家さんならではのポイントはありますか?
後藤さん:京家の麺は白くキメが細かいです。また、噛めば噛むほど味わいが広がります。
―ショッピングサイトを見て、疑問に思ったことを聞いてみました。―
よこてん:長さの違う稲庭うどんが販売されていますが、長さが違うとどのように変わってくるのでしょうか?
営業部長:短めのうどんの方が食べやすいという声をいただきます。飲食店では、長めのうどんが見た目がいいということで多く注文があります。
よこてん:よこてんはすするのが好きだから長いうどんが食べてみたいなあ、、、。
半生うどんというものも販売されていますが、乾麺との違いはなんですか?
後藤さん:一般的な半生うどんは、乾燥を途中でやめて半生にしていますが、当社は完全に乾燥させてから加水して生に戻す「半生(もどしなま)」という製法でつくっています。
営業部長:そうすることで乾麺に比べてコシが強くなります。また、殺菌効果が増し、ひび割れも防げます。
よこてん:随所にこだわりが感じられます!
―意外な食べ方を教えてくれました。―
後藤さん:まずは麺つゆで召し上がっていただきたいですが、レトルトの親子丼・牛丼の素やレトルトカレーを温めてかけて召し上がる方もいます。にんにく塩こしょうのサラダドレッシングをかけるのもおすすめです。
よこてん:そのような食べ方があるんですね!びっくりしました!今まで麺つゆでしか食べたことがなかったので試してみたいです!
―おすすめ商品を教えてもらいました。―
後藤さん:「極味うどん 稲庭」は、国産100%の原材料で作られています。国産の原材料は量に限りがあるため、製造量も限られてきます。また、麺を伸ばすのも難しく技術が必要です。
営業部長:その分、味は全然違います。
よこてん:まさに極みの逸品ですね、、、!
「横手の”んめもの”ポータルサイト」をご覧の皆様へおすすめしたい商品はありますか?
営業部長:「稲庭饂飩 細造」という商品です。「細造」は稲庭うどんを伸ばす工程でできる細い部分のみを使っていて、5分の1しか作ることができません。そのため、個人のお客様からのみ注文を受け付けており、ショッピングサイトから購入することができます。コシはそのままに、のどごしの優しい繊細な稲庭うどんをぜひご賞味ください。
よこてん:とっておきの情報をありがとうございます!希少な部分のうどん、とても気になります。
贈答用、家庭用各種揃っています!
vol.1 株式会社丸幸 様
豊富な種類を扱う卸問屋が選ぶ横手の逸品
横手の”んめもの”を紹介したくてうずうずしている「よこてん」が、横手の”んめもの”を扱う事業者にインタビューする企画。
第1回目は、「株式会社 丸幸」の多賀糸会長(右)と奥山さん(左)からお話を伺いました。
よこてん :ショッピングサイト「まるごと!秋田直販」にはどのような商品が掲載されていますか?
奥山さん :卸業なので、さまざまなメーカーから取り寄せ、さまざまなところに卸している中で、反応が良かったものをピックアップして掲載しています。
よこてん :さまざまな商品を扱っているのは卸業ならではですね。その中でも人気商品はなんですか?
奥山さん :味噌です。横手市内の味噌を扱っていますが、これほどの味噌を一手に販売しているところは他にないと思います。2~3か月に1度購入してくれるリピーターさんや、各メーカーの味噌を買って食べ比べている方もいます。
よこてん :さまざまな味噌を扱うようになったのはなぜですか?
多賀糸会長:今からおよそ10年前、広島の教授から味噌が体によいという話を聞きました。そこで、横手の味噌はどうなのかということで、味噌の研究を始めました。そのときの「よこて発酵文化研究所」のネットワークでこのようにさまざまな味噌を取り扱うことができています。
-体によい味噌を研究した結果「熟成味噌ディフェンシン」が開発されたそうです。
多賀糸会長:秋田大学生命科学科の教授のご指導により開発しました。毎年教授に味噌を送って、成分を調べてもらっています。「ディフェンシン」は4社で作っています。
-お味噌汁をつくるときのポイントも教えてくれました。
多賀糸会長:味噌に入っている麹菌は80℃を超えると減少するそうです。そこで味噌を入れるときは、一旦火をとめてから溶くといいです。ポットのお湯で味噌を溶くのもおすすめです。
よこてん :横手の味噌は麹がたくさん入っているから、だしが無くてもお湯だけでもおいしいですよね。
多賀糸会長:「ディフェンシン」は、大豆1に対して麹が3入っています。塩分も控えめで体によいです。
よこてん :手軽に健康にいただけるのがいいですね。よこてんもいろんな味噌を食べ比べしたくなってきました!今日はありがとうございました。
今回インタビューさせていただいた、株式会社 丸幸 様のショッピングサイト「まるごと!秋田直販」は下記リンクを参照ください。
お話にでてきた「よこて発酵文化研究所」のホームページは下記リンクを参照ください。
それぞれのお店の味噌に対するこだわりが載っていて、よこてんは心を打たれました。
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